処分しにくい物ってございませんか？
昔から大事にしていた物であったり、すごく大きな物であったり、人から貰ったものであったり。特に思い入れのあるものなんかは処分に困りますよね。
簡単にゴミ箱にポイってできない所が日本人の良い所だと思っていたりします。
例えば古くなったお位牌は新しい物に作り変えたり、数が増えてしまったら回出（繰出）位牌に作り変えたり。
もしくは３０回忌や５０回忌の節目でご先祖のお位牌に入って頂く事もあります。
回出（繰出）位牌は数が増えたお位牌を一つにまとめる事が出来る便利なお位牌です。
ですが残った他のお位牌や、新しく作り変える前のお位牌はどーすればいいのか・・・。
そのまま大切に保管をしておいてももちろん問題ありませんが、保管をしておくにも場所を取ってしまいます。
処分するにもゴミとして出すわけにもいかず・・・。
お位牌の処分はどのようにするのが良いのでしょうか。
古いお位牌・本尊（仏像・掛け軸）などの魂が入った仏具の処分の方法
【どこで行うか】基本的には付き合いのある寺院に依頼します
基本的にはお付き合いのあるお寺さんに依頼して「魂抜きの読経供養をしたのちにお焚き上げ」をしてもらい、お寺さんに処分していただくことが一般的です。それもお盆や年回忌などの各種法要に合わせてお寺さんに依頼するのがお布施などをお支払いする観点からもスマートでおすすめの方法です。
【知識】魂抜き／魂入れとは
お位牌を処分するに辺りまず行われるのが魂抜きです。お位牌には故人の魂を宿らせています。４９日法要の際にご住職に魂入れを行って頂くのですが、
作り変えたり回出（繰出）位牌に移し変えたりの時は一度魂を抜いてから再びご住職に魂を移し変えて頂きます。
こうする事で魂を抜いた「お位牌」は「物」へと変わる事になります。お寺さんによってはそのまま引き取って処分をして頂けると思います。
処分の方法はお寺さんによっても異なるかと思いますが、多いのが次にご紹介する「お焚き上げ」という処分方法です。
【知識】お焚き上げとは
一般的に魂や想いが込められた物を処分する時にはお焚き上げをしてもらいます。お焚き上げとはただ物を燃やして処分をする事ではありません。
「想いが込められた物、魂が宿るとされているお品に対しこれまでの礼をつくし浄火によって天界に還す」
お焚き上げはこのような意味を込めて行います。魂抜きをしたお位牌がいくら「物」となってもこれまで故人の魂が宿ってきた依り代のような物です。これまでの感謝の気持ちを込めてしっかりとお寺でお焚き上げをして処分してもらいましょう。
【知識】魂抜きが必要な仏具
下記のアイテムは「魂が入っているもの」として扱われますので魂抜きしていただき、お焚き上げをして頂くことをお勧めします。
49日法要までの仮位牌・本位牌・仏像（本尊）・掛け軸（本尊）・遺影などそのまま処分するに抵抗のあるものです。これらはしっかりとした処分供養をされることをおすすめいたします。
【知識】そのまま処分されて問題ないであろう仏具
下記のアイテムは特に魂が入っているとされていない仏具となりますので、通常であれば「処分のみ」で良いでしょう。
おりん・仏具セット・葬儀後の仮仏具・神具・盆提灯・経机・49日法要までの後飾り祭壇などです。これらは特に魂入れの儀式などもしない仏具となりますのでお客様自身でご自宅から分別をしっかりとして処分されても差し支えないでしょう。
【お寺さんとお付き合いがない場合】ルミエールの仏具etcの処分・お焚き上げサービスをご利用下さい
ルミエールでは「古い仏具の処分」をサービスとして行っております。魂抜きが必要なものはルミエール提携の僧侶に依頼して魂抜きしてお焚き上げします。
ですがこちらのサービスはあくまで、お寺さんとお付き合いが無く、処分に困っている方のみご利用頂ければと思います。
ヤマト運輸がお客様ご自宅までお引取りに伺って、魂抜きが必要な仏具をお寺に運び、供養・お焚き上げをして頂きます。
その際に供養証明書も発行致します。証明書が無いと本当にお寺でお焚き上げしたのか不安になりますよね。
お焚き上げはある程度まとまった数が集まってから行いますのが、最長でも２ヶ月程度で供養証明書を発行してご送付させて頂きます。
お位牌処分のまとめ
長年大事にしてきた物ですので最後はしっかりとした処分をしてあげてください。
ルミエールではすべてのお客様のニーズにこたえたいという想いがあります。そのためにはお客様に選択肢を広く与えてあげることが重要と考えております。仏壇店では「仏壇の処分」のみしかしていないお仏壇店が多いですが、現在お寺さんとの関係性が昔ほど親密ではなく、お位牌や本尊などの仏具類の処分に困っているお客様が非常に多くいらっしゃいます。
そんなお客様のお役にたてるようにルミエールでは「仏具の処分」もサービス展開しておりますので是非ご利用下さい。最後までご視聴頂きまして誠にありがとうございました。
