【お位牌の種類】について形・意味も含めた選び方を教えます

さて今回は「お位牌の種類」についてですが、実際にお位牌を作る時どんな種類があるのかをご説明させていただきます。
それらのお位牌によくある形状やそれらの意味も含めてご紹介します。

また、お位牌の種類に関しては「宗派」は特に関係なくお選びいただいて問題ありません。宗派によって変わるものはお位牌の中に入れる文字の入れ方が異なります。そちらは別記事で宗派別に詳しく説明しておりますので、購入する「お位牌の種類が決まった後」にご覧いただければ幸いです。

49日法要前までの仮位牌

葬儀の時に使用する葬儀社さんや寺院さんが用意してくれたお位牌を仮位牌(白木位牌)といいます。49日法要前までの仮のお位牌になりますので、49日法要時には仮位牌から本位牌に魂の移し替えをしてもらいます。

白木位牌【葬儀の時に用いる仮のお位牌】

こちらのお位牌は49日までの仮の位牌となります。本位牌をお寺さんに入魂していただく際にお寺さんに引き取ってもらうのが一般的です。
お位牌の種類「白木位牌(仮位牌)」

49日法要後の本位牌

49日法要から故人様の依り代としてお仏壇にずっと飾られていく本位牌。作成後は住職に入魂してもらうのが一般的です。

塗り位牌【白木に漆を塗ったお位牌】

木材は比較的、比重の軽い材質の白木と呼ばれる、ヒバ材やヒノキ材などに漆塗りを施し、漆黒のお位牌が「塗り位牌」と呼ばれるものです。
仕上げ方法によって値段が大きく変わります。大きく分けると 普通塗り仕上げ → 上塗り仕上げ → 呂色仕上げ の順番で高級になっていきます。

これらの違いは「漆」を塗っては炭で磨くという工程が多いか少ないかの違いです。「漆」を塗っては磨くという工程が多いほど鏡のような質感を生み出します。

漆塗りをした塗り位牌

塗り位牌でよくある代表的な形【春日型】

上記画像で一番左のものです。この形状は春日(かすが)と呼ばれ江戸時代から伝わる最も歴史深い形で、伝統的なお位牌の中で一番ベーシックと言っても過言ではない形です。

塗り位牌でよくある代表的な形【千倉型】

上記画像で一番中央ものです。千倉型はスマートなたたずまいの上品な形です。特徴的な曲線を持つ台座は柔らかく優しい雰囲気を生み出します。千倉型は「京型位牌」又は「西型位牌」と呼ばれ西日本に多く見られる形のお位牌です。

塗り位牌でよくある代表的な形【蓮華付春日型】

上記画像で一番右のものです。春日と似ているのですが上部の四角のパーツが蓮の葉の形になると「蓮華付春日(れんげつきかすが)」という形になり、こちらも非常に代表的な形です。

唐木位牌【紫檀・黒檀でできたお位牌】

ずっしりとした重厚感と半永久的な耐久性を持ち、大変価値のある「黒檀」「紫檀」を使った位牌です。
現在では希少価値の高い、高級木材となっております。

唐木位牌【従来型のお位牌】

表面の仕上げは木材の質感を生かしたマットな仕上げのお位牌が一般的です。
唐木位牌のイメージ画像

唐木漆位牌【唐木に透き漆を塗ったお位牌】

銘木の黒檀・紫檀という高級木材(唐木)を使用し、その上から透き漆という透明の漆を塗り何度も磨いております。とても重厚感があり、ずしっと重みがあり、高級な漆仕上げですので確かな品質です。
透き漆を施した唐木漆位牌のイメージ

シンプルな唐木位牌【モダンなテイスト】

シンプルなデザインが希少な紫檀と黒檀の素材を活かします。マット仕上げと艶のある鏡面仕上げの2種類がございます。
お位牌の種類【シンプルな唐木位牌】

蒔絵位牌【蒔絵の絵柄を施したお位牌】

蒔絵とは漆やカシュー漆を塗ったお位牌の表面に絵や文様、文字などを描き、それが乾かないうちに金粉や金箔・純プラチナ粉・光彩粉を「蒔く」ことで器面に定着させる技法です。日本の伝統的な技法の一つです。「和」のテイストを融合させ、故人への想いを美しい蒔絵で表現しています。
お位牌の種類【蒔絵の入った位牌】

回出位牌【複数のお位牌をまとめることが可能なお位牌】

回出位牌または”繰り出し位牌”とも表記し、発音は”くりだしいはい”です。ご先祖様の位牌を10枚程度までまとめて収める事ができるお位牌が回出位牌です。お位牌の中には戒名を記す札板が8~10枚くらい入り、お仏壇に入りきらなくなったお位牌を一つにまとめる事が出来ます。
回出位牌のイメージ

モダン位牌【木材の質感漂うお位牌】

モダン仏壇に合うお位牌を…というコンセプトのもとデザインされた「モダン位牌」。お仏壇の材料にも使われている「ウォールナット」や「メープル」などの木材を使用したお位牌です。
木の質感が漂う木製のモダン位牌

自由にまつる本位牌 or セカンド位牌

昔ながらの形式にとらわれず自由にまつれるお位牌。故人の”らしさ”や現代の”空間美”を意識したお位牌です。
またこれらのお位牌は持ち運び可能なセカンド位牌としても◎。本家とは別に遠くで暮らす分家の方のお位牌としても人気です。

ガラス位牌【ルミエールオリジナル】

祈りへのこだわりを詰めこんだルミエールの新しい位牌。寂しくなったらお位牌を手にとり、そっと温めて。共に過ごした思い出の場所に一緒に行ったり。今までのお位牌のもつ、概念や垣根を超えて、故人をより近くに感じることのできる新しいお位牌です。

水音(みずのと)【上品な色合いのお位牌】

つややかな水の雫を思わせるガラス位牌 水音(みずのと)。
透明感のあるガラスが澄んだ清流の水面のように、光を受けて様々な表情にきらめきます。見る人の心を癒す、美しい祈りの調度です。
製造は青森県の伝統工芸「津軽びいどろ」で製作したルミエールオリジナル位牌です。

お位牌の種類【ガラスの位牌 水音】

oeuf(ウフ)【卵型のかわいいお位牌】

ルミエールオリジナルのガラス製のお位牌。手に収まる卵型のかわいいフォルムと一つ一つ異なる柄・色合いは世界に一つしかないお位牌です。かわいいイメージそのままに水子供養や子供用のお位牌としても人気のお位牌シリーズです。
お位牌の種類【ガラスの位牌 oeuf】

クリスタル位牌【クリスタルガラスのお位牌】

クリスタル製のお位牌です。サンクリア塗装(艶がある塗装)のお仏壇・白い仏壇・ウォールナット製のお仏壇などによくマッチします。

お位牌の種類【クリスタル位牌】

携帯位牌【どこへでも持ち運べるお位牌】

携帯型位牌「マインドアルテ」シリーズ。福島県会津の伝統産業の蒔絵を施した純国産のお位牌です。手元供養やミニ仏壇にも最適で省スペースでお祀りいただけます。
お位牌の種類【携帯位牌 マインドアルテ】

お位牌の種類 まとめ

いかがでしたでしょうか?沢山のお位牌の種類があって迷われるかと思いますが、一番大切なことは故人のイメージにぴったりとあうお位牌を選んであげることだと思います。ルミエールでは従来のお位牌も非常に種類が多く、また新しい形のモダン位牌はルミエールにしかないラインナップも含め、非常にたくさんの種類からお仏壇をお選び頂くことができます。
是非ともWEBサイトをご覧いただければ幸いです。最後までご視聴頂きありがとうございました。

お位牌の種類をご説明します
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