過去帳イメージ

過去帳に関するQ&A

過去帳は何代にも渡って親から子へと受け継がれていく大切な仏具です。それゆえに知らないことが多いものです。初めて購入される方、受け継がれた方向けに分かりやすくQ&A形式でご説明します。当ページがすべての方のための「過去帳の辞書」となれば幸いです。

回答編 Answers

過去帳とは?

過去帳とは、その家々の故人の戒名・俗名・没年月日などを記した、各家庭に伝わる系譜です浄土真宗本願寺派(西)浄土真宗大谷派(東)ではお位牌を祀らず、過去帳をお仏壇に供えることが本式とされています。その他の宗派ではあるとより丁寧な仏具です。

お位牌や法名軸は33回忌や50回忌などの節目で菩提寺で処分してもらいますが、過去帳は永続的にご家庭で守り伝えられていきます。また何代も受け継がれていくものなので、品質にはこだわりたいものです。

ルミエールで取り扱っております過去帳は会津若松の国産過去帳を中心に取り扱っております。墨文字が滲みにくい三椏紙という高級和紙を使用して作られたものや銘木「黒檀・紫檀」などを使用したものなど種類豊富に取り揃えております。

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過去帳と位牌の違いは?

過去帳(過去帖)とお位牌は故人やご先祖様を追悼する為に用意しますが、両者は大きな違いがあります。

お位牌が故人の魂が込められている、故人そのものと考えられていることに対して、過去帳は魂が入っているものではなく家系図の意味合いが強いことが特徴です。

お位牌をお祀りして、ある程度の年忌(三十三回忌や五十回忌など)を機会に、過去帳に移し変えます。古いお位牌がたくさんになってお仏壇に飾りきれなくなるためです。古いお位牌をまとめる方法は回出位牌という方法もありますが、回出位牌は大体5人~8人程度までしか入れることが出来ませんが、過去帳は非常に多くのご先祖様を記入できるため永年的にご先祖様の供養をして頂くことが可能です。

過去帳には入魂するの?

お位牌などと違い、過去帳には入魂はしません。過去帳はあくまでその家々の家系図のようなものですので入魂という概念はありません。

どの宗派も過去帳を作って大丈夫なの?

もちろん大丈夫です。ご先祖様の存在を子孫に記録として残すということはとても大事なことです。

浄土真宗本願寺派(西)】【浄土真宗大谷派(東)】はお位牌を作らず、過去帳をお仏壇に供えることが本式とされています。これは浄土真宗の教えに基づいており、故人は現世にとどまることなくすぐに浄土で仏となると考えられているためです。

日蓮宗】の過去帳にはご先祖様の情報を記すだけでなく、日蓮聖人や歴代御法主上人の命日、大聖人の法難、お題目なども合わせて過去帳に記載し、毎日の勤行時に使用します。

過去帳の記入は誰が書くの?住職?仏壇店?自分?

過去帳は菩提寺の住職に書いていただくことが一番よいと思いますが、各ご家庭で達筆な方が記入したり、仏壇店に依頼しても構いません。

【住職に書いてもらう場合のメリット・デメリット】

  • 【メリット】今後ずっと同じ字体で記載してもらえます(住職が変わらない限り)
  • 【デメリット】お布施代がかかる
  • 【デメリット】住職が文字入れに失敗してしまうことがある

【自分で記入する場合のメリット・デメリット】

  • 【メリット】今後ずっと同じ字体で記載できる
  • 【メリット】お布施代も文字入れ代もかからない
  • 【デメリット】文字入れに失敗してしまうことがある

【仏壇店で記入する場合のメリット・デメリット】

  • 【メリット】失敗して届くことはない(記入時に失敗しても新しい過去帳で作成し直しお届け)
  • 【メリット】お布施代はかからない
  • 【デメリット】文字入れ代はかかる
  • 【デメリット】次回も同じ仏壇店に依頼しないと字体が変わる可能性がある
住職に書いてもらう場合の御礼はどうすればいいの?

過去帳を住職に記入してもらった場合、住職に「お布施」を渡して御礼をします。記入をお願いするタイミングによって「お布施」の金額は異なりますし、お寺さんとの付き合いの深さによって異なります。

49日法要や各種法要と合わせて依頼する場合は、法要の事前に過去帳を住職に渡しておき、記入して頂くのが良いでしょう。このパターンが別途お願いするよりもお布施代の負担が少なくすむ方法と存じます。49日法要のお布施の相場は葬儀の際にお寺さんに払った金額の10分の1程度とされています。(例:葬儀で30万円お支払したら3万円が49日法要のお布施の相場)

法要とは関係なく記入だけお願いする場合は5千円から1万円が一般的な相場ですが、記入して頂くご先祖様の数にもよりますのでご不明な場合はご住職に相談すると良いでしょう。

過去帳の表面にも文字入れはできるの?

ルミエールでは過去帳の表面に文字入れして頂くことも可能です。文字入れ内容としましては「○○家」や「○○家過去帳」や「○○家先祖代々」などと記載するケースが多いです。過去帳の材質によって「彫り文字」や「墨書き文字」で文字入れします。一般的に表面が木材の過去帳は「彫り文字」、布地で中央部が紙製で作成されている過去帳は「墨書き文字」となります。

過去帳の表面文字入れ
過去帳の「日付入り」と「日付無し」の違いって何?

過去帳の中紙の上部に日付が書かれているものを「日付入り過去帳」と中紙の上部に日付が書かれていない「日付無し過去帳」の2種類があります。一般的にお仏壇でお祀りするのは「日付入り過去帳」が多く、「日付無し過去帳」は寺院などで使われます。

過去帳の日付入りと日付無しの説明

「日付入り過去帳」の場合は1日~31日までの日付が過去帳上部に書かれて付がいて、月命日順に故人様の情報が書かれます。例えば9月15日に亡くなったご先祖様がいれば15日のページに情報が記載されます。なので○月15日に亡くなった人が極端に多い場合などは、記入しきれなくなる事もあるので、その際は「日付無し過去帳」の方が良いかもしれません。お祀りの仕方としては毎日1ページずつめくり、その月命日のご先祖様にお線香をあげるといった感じで先祖供養をしていきます。

「日付無し過去帳」の場合は単純に亡くなった順に記入していきます。記録簿としての意味合いが強く、寺院では一般的にこちらの形式です。さきほども触れた通り、ご先祖様が極端に多い場合などは「日付入り過去帳」ですと記入しきれなくなる場合がありますので、その際はこちらの「日付無し過去帳」が良いでしょう。

過去帳を自分で書くときの記入例(書き方)は?

過去帳に記載していく内容については次のものを記載していきます。

  • 【必須】戒名 or 法名(没後のお名前)
  • 【必須】没年月日(亡くなった日にち)
  • 【必須】俗名(生前の名前)
  • 【必須】没年齢(亡くなった年齢)
  • 【任意】関係性(○○の嫁など)
  • 【任意】仕事や功績(警察官であったなど)
過去帳記入例

なお、日付入りの過去帳は、上部に日付が記入されている為、没年月日は月までしか記入しないことが多いです。 詳しくは「過去帳の書き方(記入例)参考資料」をご参照下さい。

また、過去帳はなるべく墨で書き残すのが最良です。数十年以上墨の字は残り、後々の世代へ伝わっていきます。筆文字もなるべく細い筆で書くと見やすくなります。

過去帳の記入でミスをしたときの修正の方法はあるの?

過去帳の記入でミスをしてしまった場合はミスをした箇所に上から同じ種類の紙を上から貼ってミス部分を隠す方法があります。ですが綺麗に修正できるわけではありませんので、基本的には一発勝負だと思ってください。

当店で販売している過去帳の高級ランクの一部商品は「試し書きシート」が過去帳に付属されており、失敗した際に上から「試し書きシート」を切り取り、貼って修正頂けます。記入前に筆の染み具合を確かめて頂くなどにも使うことが可能です。

過去帳の記入時のおすすめの方法としては薄く鉛筆で下書きを書いてから記入することをおすすめします。その後、下書きを消しゴムで消しますが、その際に力を入れすぎで紙を破いたりしてしまわない様に、非常に薄く下書きをすることをおすすめします。

もし記入に対してご不安な場合は仏壇店に任せるか、住職にご依頼することをおすすめいたします。

過去帳を仏壇に飾る位置はどこ?

過去帳は、お仏壇の本尊が安置してある場所より低いところに置く様にします。モダン仏壇におきましては特に飾る位置に厳格な決まりはありませんので見やすく、日めくりやすい下記の画像の6の位置でよいでしょう。

過去帳の飾る位置

またお線香の火が近くて気になる・・・という方は飾る段を上げるとよいでしょう。


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